当時お付き合いをしていた彼女。

彼女はノンケ女子。
その彼女に 恋人ができていた

私は彼女に無理矢理頼み込んで
Iさんという男性の電話番号を聞き出した後
電話で彼を呼び出した。

「Iさんとお会いしたかったんです」

「僕も会って話を聞きたいと思ってました」

「じゃ、私のこと、彼女から聞いてるんですね・・・」

彼女を中心にして ぐるぐると回り
お互いに接することのなかった男(Iさん)と女(アル)。

その2人が初めて会い 初めて言葉を交わした。
この会話の先には どのような展開が待ち受けているでしょう?

次の3つのうちからお選びください。


(1)何も起こらない

私はもうすでに 身を引く覚悟ができていた。
ただ 彼女が好きになったIさんの
人となりを観察できれば十分だった。
10分程度話をして すぐに別れる。


(2)争い

二言三言、言葉を交わすうちに
相手の態度にカチンときた私は 思わずIさんの胸ぐらをつかんだ。
Iさんは私を突き飛ばし 文字どおりの取っ組み合いのケンカ。


(3)意外な展開

いつの間にか意気投合したIさんと私。
付き合うことになる。


・・・・・

さて正解は・・


誰ですか、面白がって(3)なんて言っているのは。

取っ組み合いと言ったって 私の鉄拳は猫パンチ程度と思われます。
当然 (2)はないですね。

残念ながら (1)です。
血しぶきが飛ぶ修羅場を想像された皆様。
ご期待に沿えず 申し訳ありません。



「じゃ、私のこと、彼女から聞いてるんですね」

「聞いてるといっても 詳しくは知りません。
あいつは あなたのことをあまり話しませんし」

彼女のことを「あいつ」と呼んだことに
ドキリとした。


Iさんに会って話をしたい、と言ったとき
彼女は当然 嫌がった。

「なんで会いたいなんて思うの?」

「一度、会ってみたいから」

「会っても あなたが傷つくだけだよ」

こんなことを言われるようじゃ
もうこの時には終わってるね。

実はその前からも 彼女から最終通告を受け取っていた。

「あなたを抱きたいと思うけど Iさんに抱かれたいとも思う」

「Dとすればいいのに。そしたら私はあなたを諦められる」

Dは 私と彼女の共通の友人で
周囲からは なんとなくDと私が付き合っていると認識されていた。
そのDとすればいいのに、なんて・・

そこまで言われたら
もう 私と彼女の間ですべきことがない。


「何も起こらない」などと言いながら 自分の中では激動。

私はどうにかして
自分が1人になるという事実を認めようとした。

Iさんとの会話の中で もやもやしていたものが
たちまち現実となっていく。


「私はIさんと会ってみて
彼女の言ってることをはっきりさせたかったんです。
だから今日は来てくれてありがとうございました」

「そうなんですか。僕のほうもよくわかりました」

「私は諦めが悪いので
まだしばらくは彼女のことを想っているかもしれません」

「それは困る!」

それまで温厚そうに聞いていたIさんが
態度を急変させ否定した。

「だっておかしいじゃないですか。女どうしの恋愛なんて」

「そうですね・・」

そうですね?

確かに あのときの私はそう言った。

そうですね?
何を言ってるんだ?

大阪人だろう?
上方漫才よろしく そこ「なんでやねん!」って突っ込むところやんか。
バカバカバカ! アルのバカ!!

・・今頃 自分を責めたって仕方ない。

こんなことがあったというのに
「もう、ノンケ女子には惚れない!」と心を決めることもなく
その後も ノンケ女子を好きになる。

もうこれは自然体。
自然の流れにはあらがえない。

それから数年後 彼女は結婚したけれども
新姓はIさんと違うものだった。

なんでやねん!

---

失恋、失恋と そればかり書いていたら
どんどん暗くなっていってしまいそうです。

次回はいよいよ写真ネタでも載せようかな。


(私にも幸せって訪れますか?)
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拍手コメントくださった・・・


★Gさんへ
カッカして・・ってところが、若い。笑
私よりも数多くの修羅場をくぐっていらっしゃるようですね。
私が紳士的というわけでなく 終わってたんですよ。
続き、ご期待に沿えず申し訳ありません。
Gさんのブログのほうがおもしろんじゃないかな?


★ローラさんへ
わわっ、ローラさんをドキドキさせてしまった。
ご期待に沿えず申し訳ありません。


★ロックさんへ
直近3つのタイトルをググるとわかりますよ。
ってかロックさん、地元やん!


★ひろっちさんへ
鼻からきしめん?ですか。
確かにそれ喜びのゲイです。いや、芸です。
私の上司もゴーヤの栽培をしています。
みどりのカーテン?効果はあるとか。

2012.06.25 Mon l 過去にあったこと l コメント (18) l top

コメント

No title
まさかの一目瞭然な3択、そして大阪人として
自らを奮い立たせていらっしゃるところに、
思わず吹きましたよ。夜中のゴボウ茶を!

その時のアルさんのお気持ち・・・想像しただけでも胸が痛くなります。
相手が男性だというだけで、身を引くのが当たり前になってしまう感覚。
痛いほど解ります。
同性を好きになったことのある人なら、みなそうでしょう。

相手の新しい恋人に会うという状況は、経験がありませんが、
大昔、付き合っていた女性と別れた後、間をおいてから男性とつきあってみたことがあります。
そして・・・それから十数年後、私がまた女性(ウサコさん)と付き合っていることを知った元彼女は愕然としていました。
その後は・・・大変でしたよ。色々と(笑)

カメラの記事も楽しみに待っています☆
2012.06.26 Tue l ♪ねこ♪. URL l 編集
読んでて、すごく悲しくなってきました。アルさんは苦しい恋愛を経験されてるのですね(>_<)
応援してます♪
2012.06.26 Tue l じゅう. URL l 編集
「こんなことを言われるようじゃ
もうこの時には終わってるね。」
「そこまで言われたら
もう 私と彼女の間ですべきことがない。」

・・・ アルさんの表現にはいつもハッとさせられます。ストレートな表現の中に何百個の意味や想いがありそうな、そしてそこにはたった一つの真実だとか。


稚拙な質問で申し訳ないのですが、質問させてください。

身を引く覚悟ができていたうえで、それでもIさんに会いたい、とアルさんを突き動かしたものは一体何だったのでしょうか?

お会いするには相当なエネルギーが必要だったのでは、と想像しますが、
そのエネルギー以上の冷静さがないとできないことですもんね。

その冷静さを持ち合わせたアルさんのお人柄を知るに、感服致します。
2012.06.26 Tue l ぷる. URL l 編集
No title
す、すごい。
アルさん、肝が座ってますな。
私には到底真似の出来ないことをされてらっしゃる。
アルさんの芯の強さみたいなものを感じました。
私なら会いたくもないし、話も聞きたくないし、たぶん逃げます。
きっと、目を背ける。

その強さの源はなんなのか、やはりその彼女さんの存在だったのでしょうか?
2012.06.26 Tue l ハル. URL l 編集
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.06.26 Tue l . l 編集
自分も、もし彼女に好きな人が出来たらもう終わってるかな…それが男であれ女であれ。

ん~、どんなヤツか会ってみたい気もするけどアルさんみたいに実際行動にうつすのはかなりなエネルギーと勇気がいるわ。

でも自分は好きな人たくさんいますけどね、どこどこのお店のおねーさん、ここここのお店のおねーさんって(笑)

自分勝手です(^_^ゞ
2012.06.27 Wed l 涼. URL l 編集
No title
そこまでしてアルさんは彼女のことをあきらめる努力をしていたんですね。。。すごいなぁ。。。

うん、自然体って言うかそれがあたりまえっつーか「自分」なんですよね~。抗おうとするとよけいわけわかんなくなる。
難しいですね^^;

まぁ、ぱーっとあきらめて「自分」でいるのが一番楽なんだと四十路を目の前に思えるようになってきました(歳!?)
2012.06.28 Thu l Tak. URL l 編集
Re: No title
> ♪ねこ♪さん

その時の私の気持ちなんですけど
すごく不思議なことに 初対面なのに妙になじむ、と言いますか
連帯感と言いますか、そんな実感がありました。
Iさんはどう思ってたか知りませんが。
でも 身を引くのが当たり前とは思ってなかったですよ。

なんすか、夜中のゴボウ茶って?笑
2012.06.29 Fri l アル. URL l 編集
Re: タイトルなし
> じゅうさん

はじめまして。・・・でよかったでしょうか?

苦しい恋愛でしたね、確かに。
じゅうさんは そんな経験はありますか?

応援をありがとうございます。
2012.06.30 Sat l アル. URL l 編集
Re: タイトルなし
> ぷるさん

> 身を引く覚悟ができていたうえで、それでもIさんに会いたい、とアルさんを突き動かしたものは一体何だったのでしょうか?

また随分と難しいことをお聞きになりますね。

冷静さを持ち合わせていたのは
彼女から離れようとする流れが 私の中で進行中だったからだと思います。
その上で Iさんという人を見てみたいと思った。

例えば ぷるさんは 恋人が「あの海が好き」と言ったら
その海を見に行ったりしませんか?
もしかしたらそれと同列レベルだったのかもしれません。
2012.06.30 Sat l アル. URL l 編集
No title
あまり有名ではないかもしれませんが、大好きな歌の中に「紅茶の恋」という歌があります。
終わりゆく恋と残された自分を、冷めた紅茶と溶け残った砂糖に喩えた歌詞が特に好きで。
この記事を読みながら、なんとなくその歌を思い出しました。
もし良かったらいつか時間のあるときに聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=nv9y6CcCCwM
出てくる女の子がとっても可愛いです。
2012.06.30 Sat l ぽん. URL l 編集
Re: No title
> ハルさん

うーん、そんなにすごいですか?
彼女にできていた恋人に会ってみようと思えるのは
既にその時点で『地球規模で考える』段階に達していたんじゃないかな・・

彼女のすべてを受け入れる、というような。

うーん・・そうでもないかな?
彼女が好きというものを なんでも知っておきたいという感覚か?

皆さんが聞いてくること 改めて考えると難しいです。
2012.06.30 Sat l アル. URL l 編集
Re: No title
> 非公開hさん

悲しかったですか?
苦しい恋愛をした覚えのある人は ご自分の体験と重ねられるようですね。

大阪人的ツッコミに笑っていただけず残念です。

けじめをつけるため、というよりも
やはり彼女の好きなものを知っておきたいという
自分勝手な欲求なのかもしれません。

hさん。乗り越えるなんて難しいです。
いつもどおり 空気を吸って吐いて
毎日、楽しんだり悲しんだりして過ごしていく中で
見つけられるのではないでしょうか。

2012.06.30 Sat l アル. URL l 編集
Re: タイトルなし
> 涼さん

実際にエネルギーと勇気があったのか疑問ですが
もし彼女に好きな人ができたら 私も知っておきたいという感覚でしょうか。

涼さん、好きな人が多いですねぇ。
さぞ 気持ちが忙しいことでしょう。


2012.06.30 Sat l アル. URL l 編集
Re: No title
> Takさん

いやいや 努力じゃないですよ。
自分勝手というか。
でもこれが私の中では自然体なんですね。

そうそう、ぱーっとあきらめて・・・
って、Takさん、いったい何があったんでしょうか?
2012.06.30 Sat l アル. URL l 編集
No title
えーーーーん…
ツライ…

やだやだやだ。
なんだろう、凄くツライです。

おいで、おいで、抱っこしてあげるってあの時のアルさんにいってあげたい。・°°・(>_<)・°°・。
2012.06.30 Sat l りく. URL l 編集
りくさんへ
> りくさん

えーと、えーと、はじめまして?
りくさんにツライと思わせてしまってごめんなさい。
私、もう十分すぎるほど大人ですから 大丈夫ですよー
優しいことばをありがとうございます。嬉しかったです。

2012.07.02 Mon l アル. URL l 編集
Re: No title
> ぽんさん

うかつにもコメントへのお礼を失念しておりました。失礼しました。

ようつべですね。
もしかしたらぽんさんならわかってくれるかもしれないのですが
私、ようつべに行くと必ず『M4U』を見てしまいます。
しかも何度も・・・
そして にこどうへ行くと すっかり DJ UMAのファンです。
どちらも超マイナーです。
2012.07.04 Wed l アル. URL l 編集

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