世の中には 「聞き上手」な人がいる。

「聞き上手」な人は
「話し上手」ではない私の話を うまく聞きだしてくれる。

聞かれることを心地よく感じると
ついつい 私のすべてを話してしまいそうになる。

===

シノダさんと私は 職場で同じ試験を受けることになっていました。

廊下でシノダさんと偶然会い
立ち話をしていたときに 試験の話が出ました。

「あの試験、どうします?」
「どうしましょう・・・」

毎日 何時間か試験勉強をすればいいのだけれども
限られた時間に効率よく勉強するというのが苦手な私は
どうしましょうと言いながらも 半ば諦め気味でした。

それでもシノダさんが試験対策の本を貸してくださるというので
ありがたくお借りして家に持ち帰りました。

自宅で本のページをぱらぱらとめくってみたものの
内容がまったく頭に入らず すぐに閉じてしまいました。

次にシノダさんに会ったとき。

「どうでした?」
「ムリムリムリムリ! ムリです! ダメです!」
「ですよねー!」

シノダさんの賛同を得て 少し安心しました。

「シノダさん。試験の日、何か用事ありますか?」

試験のことはさっさと横に置き 私は首尾よく
お茶を飲む約束を取り付けました。

どんなに試験を受けるのが苦痛であっても
その後にシノダさんとお茶ができるなら・・・

「試験の後にお茶・・試験の後にお茶・・」

私はその日を楽しみに待ちました。

試験当日。

鉛筆を転がして どうにか解答欄を埋めた用紙を提出し
やっとお茶の時間になりました。

おいしいコーヒーを出す店に移動して
2人でいろんな話をしました。

どういうきっかけでそうなったのか
はじめは仕事の話とか 家であった出来事などを話していたのに
気づけば 私は自分の過去の恋愛話を暴露し始めていました。

恋人の性別は隠して
当時の私がどんな風に感じていたのか。

失恋をしたときに どれほど落ち込んだのか。
そのときの状況を自分に納得させるために
どんな行動をとったのか。

今にして思えば そんな恥かしいことを
よくも話せたものです。

でも シノダさんがとても聞き上手な女性だったので
1点をのぞいて ほぼすべてのことを
打ち明けてしまいました。

乾物のような私から そんなウェットな話が出てきたのが
シノダさんは とても意外だったようで
「アル田さんがそんな激しい恋愛をするなんて」と
興味深く聞いてくれました。

私の口が ムズムズしてきました。

「ま、そのときの相手って女性なんですけどね」

もうこの最後の1点も打ち明けちゃっていいかな・・

シノダさんなら 打ち明けても
嫌悪感を抱かずに 話を聞いてくれそうな気がします。

でも 今後も仕事のつきあいは続くはずで
それなら 黙っているほうがいいでしょう。

それでも。
ああ・・言いたい・・・

結局そのままシノダさんと別れましたが
あと30分でも一緒にいたら
打ち明けていたかもしれません。

それほどに シノダさんに話を聞いてもらうことが心地よかったのです。

自分こそ「聞き上手」な人でありたいと思うのに
そっちは なかなかうまくいかない。

===

さて。
私から最後の1点を巧みに引き出していったのは アサダさんです。

アサダさんは シノダさんを通じて知り合いになった人です。

その2人を見ていて
私はあることを感じていました。


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2015.08.25 Tue l 今日思うこと l コメント (4) l top

コメント

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2015.08.26 Wed l . l 編集
応募用紙はどこですか?!
2015.08.28 Fri l やい. URL l 編集
非公開Rさんへ
Rさん! お久しぶりです!

えええーーー!!
アルは聞き上手ではありませんよ~
Rさんの日常生活の話に興味シンシンだっただけです。

また聞きたいな~
2015.08.30 Sun l アル. URL l 編集
やいさんへ
> 応募用紙はどこですか?!

→右側のメールフォームよりご応募ください。
 可及的速やかにシノダさんのマネージャーと交渉いたしますが
 ご希望に添えない場合もございます。
 何卒ご容赦くださいませ。
2015.09.01 Tue l アル. URL l 編集

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